概要
- 実施日:2008年11月
- 会場:名古屋大学博物館
- 来場者数:2日間のべ100人
- 参加スタッフ数:5名
考古学ハンズオンイベント
ひとつの展示にフォーカスをあて、発展的な内容のイベントを行うことでより展示を活かす「展示拡張型イベント」の第1弾。名古屋大学博物館常設展示である貝塚の剥ぎとり標本を用い、考古学に広く親しめるコミュニケーション重視型のスペースを構築しました。
名古屋大学博物館の新美准教授にご協力いただき、縄文時代の遺跡から出土した石器や貝などの実物標本を展示しました。標本には直接触れることができるようにし、スタッフが解説を加えながら縄文時代の暮らしや考古学について学んでもらうことができるブースを設置しました。
大学博物館ガイドツアー
名大祭に引き続き、大学博物館のガイドツアーを実施しました。 
10月18日に、全学でホームカミングデーなるイベントが行われました。我々も(案内には載っていませんが)、博物館でガイドツアーと考古学ハンズオンの2つのイベントを行いました。
考古学ハンズオンは、今回が初めての試みです。博物館に展示してある貝塚のはぎ取り標本をベースに、縄文時代の遺物を実際に見て、触ることで、より体験的な学習をしてもらおうという目的です。 はぎ取り標本の前に小さなブースを作り、来館者にはスタッフと一緒に課題に取り組んでもらいました。課題は ・貝塚標本の中にどのような貝が含まれているのか ・縄文時代の石皿に触れて、実際に使われていたものだと確かめてみよう ・貝塚がどうしてそうとうな内陸にあったのかを考えてみよう という3つです。また、博物館の考古学の先生にも時間中はブースに詰めていただいて、さまざまな質問に答えていただきました。 10:30~11:00という非常に短い時間でしたが、20名以上の来館者の方に楽しんでいただけました。 標本を用いたイベントは博物館ならではのものです。また、今回のような双方向型のコミュニケーションはそれなりの人数がいて初めて実現できます。今回の成果をぜひ次に繋げていく必要があります。 ガイドツアーは午後に1回のみ行い、15名前後の方にご参加いただきました。常設展の内容はほとんど変わりませんが、ガイドを行う学生は常に新たな視点から展示のおもしろさを伝えるべく努力を続けています。 (旧ウェブサイトより転載)
|