概要
- 実施日:2010年10月16日
- 会場:名古屋大学博物館
- 来場者数:100人
- 参加スタッフ数:6名
10月16日に行われた名古屋大学ホームカミングデイにおいて、考古学イベント「触れて感じて学ぶ!考古学」を開催しました。会場には「ドキドキ土器のひみつ」、「縄文時代の食生活」、「石器コーナー」、「貝輪製作体験コーナー」の4ブースを展開し、博物館ガイドツアーも併せて実施しました。名古屋大学博物館の新美准教授、門脇助教にご協力いただき、縄文土器片数点、石器片数点をお借りし展示、またこれらのブースのほかに携帯待ち受け画像の配信や、みんなで作る感想コーナーなども設けました。
ドキドキ土器のひみつ
縄文土器を体感する
縄文時代の遺跡から出土した土器片に実際に触れるように展示し、それと並べて縄文土器の施文道具の復元品も展示しました。 参加者には実際の縄文土器や写真パネルと見比べながら施文道具を使って実際に油粘土に縄文土器の文様をつけていくという体験をしてもらいました。文様の付け方に苦戦していた参加者もいましたが、実際に試行錯誤しながら体験したことによって参加者の方々の驚きや興味につながったのではないかと思います。
縄文時代の食生活
縄文時代の食生活の豊かさについて学ぶ
縄文時代の主食の一つであったどんぐりと、それをすりつぶすために使用されたとされる石皿の展示をしました。 ただスタッフが展示内容を解説するだけでなく、実際にドングリや石皿を手にとり観察してもらう中で学ぶきっかけをもってもらえるように、参加者とコミュニケーションを取りながら解説を行いました。また、石皿の上でドングリを粉砕する体験もしてもらいました。
石器コーナー
石器製作時のプロセスや工夫、実用性について学ぶ 
石器の剥片を展示し、実際にそれらで革紐などを切ってもらいました。石器の剥片は想像以上に切れ味が良く、多くの参加者の方から驚きの声が上がっていました。当時における石器の道具としての価値の高さを実感してもらえたのではないかと思います。
製作体験コーナー 編布・貝輪づくり
縄文の布ともいわれる編布(あんぎん)と縄文時代にも装飾品として使用されていた貝輪の製作体験を実施しました。親子連れを中心に多くの方に参加していただきました。 貝輪製作での石で叩いて貝に穴を徐々にあけていく作業は非常に難しいものでしたが、親子で苦戦しながらも楽しみながら貝輪を作っていただけました。完成したものは、首飾りにしてお土産として持って帰ってもらいました。
博物館ガイドツアー
博物館内展示のガイドツアーを行い、多くの方にご参加いただきました。
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