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2011年度NUMAPゼミ

大学と市民をつなぐ力へ‐NUMAPの挑戦‐

日時:2011年5月11日
発表者:飯野孝浩
種別:事例研究
要旨:
名古屋大学ミュージアム活性化プロジェクトNUMAPは、主に名古屋大学の学生及び若手研究者によって組織された団体であり、2007年以来広い意味での科学コミュニケーション活動を展開している。本発表では設立に至った社会背景や類似団体の活躍について紹介した後、NUMAPの活動をいくつかのテーマからみていく。



2010年度博物館等協議会フィードバック

日時:2011年5月17日
発表者:飯野孝浩
種別:事例研究
要旨:
NUMAPは2010年度の博物科学会・大学博物館等協議会において口頭発表を行った。その際に併せて行われた東北大学自然史標本館見学会及び他の研究発表事例についてフィードバックを行い、今後の活動に向けた参考としていく。



名古屋市科学館見学フィードバック

日時:2011年5月24日
種別:事例研究



名古屋大学東山キャンパス内における古窯の概要とその発掘作業

日時:2011年5月31日
発表者:大塚友恵
種別:その他



電波天文学と4m電波望遠鏡

日時:2011年5月31日
発表者:飯野孝浩
種別:その他
要旨:
今年度より稼働を始める次世代大型電波望遠鏡ALMA(AtacamaLarge Millimeter-submillimeter Array)は、これまでよりも数桁高い感度と空間分解能を持ち、人類に新たな宇宙の姿を伝えてくれると期待されている。6月のキャンパスガイドツアーにおいて紹介するコンテンツとなっている名古屋大学の4m電波望遠鏡は、電波領域における天体観測を切り開いた測器のひとつであるり、その成果はALMAへとつながるものでもある。本発表では電波領域における観測的天文学の基礎についてふれた後、4m望遠鏡の概略と活躍について概説していく。



名大祭における大学博物館ガイドツアーのフィードバック

日時:2011年6月9日
種別:事例研究



博物館における演示とトーク

日時:2011年6月22日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:展示論』日本展示学会雄山閣、2010年)
要旨:
博物館等施設において、来館者に対する能動的なアプローチはより訪問の質を高めることにつながる場合がある。本発表では演示とトークの二つの切り口から、来館者を巻き込む双方向型科学コミュニケーションについて概観し、併せて大学博物館ガイドツアーなどNUMAPの活動へのフィードバックとなるような議論を行う。



デザインの基礎、Inkscape初歩の初歩

日時:2011年6月28日
発表者:飯野孝浩、大塚友恵
種別:スキル獲得



トヨタ博物館の見学

日時:2011年7月5日
種別:見学
目的地:トヨタ博物館



トヨタ博物館見学フィードバック

日時:2011年7月12日
発表者:飯野孝浩、大塚友恵、望月沙也可、續木友裕、北山奈津美、梶川瑛里
種別:事例研究



文献講読:『論理的にプレゼンする技術』

日時:2011年7月25日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:『論理的にプレゼンする技術』平林純ソフトバンク新書、2011年)



愛媛大学ミュージアム見学のフィードバック

日時:2011年8月24日
発表者:續木友裕
種別:文献講読、事例研究、施設見学



夏期研修旅行

日時:2011年9月25日
種別:見学
目的地:愛知県西尾市一色町 佐久島
目的:近年、「アートの島」として観光客誘致が盛んな佐久島で、芸術作品の展示形態、地域住民との関わりなどについて調べ。地域博物館についても考える契機とする。



大学発のアウトリーチにおける、学術分野の組み合わせの評価 -大学博物館ガイドツアーの事例から-

日時:2011年9月28日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:『20代からはじめる社会貢献 400社が支援した「社会起業」とは』小暮真久(PHP、2011年)
要旨:
総合大学発のアウトリーチ活動の特色は、広範な学術分野を扱うことができ、さらに自在に組み合わせることが可能な点にある。NUMAPの大学博物館ガイドツアーは、大学博物館が大学における研究のショーケースとして機能していると仮定すれば、コースの設定によって多様なテーマを実現することができる。NUMAPでは8月にオープンキャンパスに併せて実施したガイドツアーにおいてアンケート調査を行い、今後のテーマ設定に活かすとともに、調査に伴う問題点の洗い出しを行なった。(本発表は科学コミュニケーション研究会での発表内容と同一です)



文献講読、事例研究:『古代の装い』

日時:2011年10月25日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読、事例研究
文献名:『古代の装い』春成秀爾(講談社、1997年)



文献講読、事例研究:ボストン美術館の教育活動

日時:2011年11月1日、9日
発表者:北山奈津美
種別:文献講読、事例研究



秋季研修旅行

日時:2011年11月10日
種別:見学
目的地:国立天文台野辺山宇宙電波観測所
目的:大型予算を投じた科学研究の現場と、そこでのアウトリーチについて実地に学ぶ



文献講読:『二十一世紀博物館』

日時:2011年12月8日
発表者:大塚友恵
種別:文献講読
文献名:『二十一世紀博物館』西野嘉章



文献講読:『20代からはじめる社会貢献 400社が支援した「社会起業」とは』

日時:2011年12月21日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:『20代からはじめる社会貢献 400社が支援した「社会起業」とは』小暮真久(PHP、2011年)
要旨:
著者は飢餓対策事業を行う国際NPO"Table For Two(TFT)"日本法人創設者であり、現代表理事である。TFTをはじめ社会貢献を目的とした事業を行う「ソーシャル・セクター」の活動はNUMAPや科学コミュニケーション団体、環境教育NPO、地域づくりNPOの活動とも高い類似性を持っていると考えられる。
いっぽうでTFTは少ないながら常勤の職員をち、多くの企業との協働により大きな会計規模で活動を展開しているという点において、前述類似団体とは様相を異にする。
社会貢献活動において重要なスキルや視点について、筆者は厳しい視点を向けながらもそのやりがいについても繰り返し述べている。
TFTを素材として、社会貢献活動のありかたについて考えるきっかけとしたい。



松本まるごと博物館の見学

日時:2012年1月10日
種別:見学



南山大学博物館の見学

日時:2012年1月13日
種別:見学



学生による科学コミュニケーション活動の現状把握~「四季報」を素材として~

日時:2012年1月17日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:科学コミュニケーション「四季報」2011年第2季版
参考URL:http://www.students-copa.com/
要旨:
学習及び研究をいわゆる本業とする学生が、社会と研究機関との関係を新たに構築するような活動に参画することには、広く意義があるとはいわれるものの、多くの問題を内在し、また課題として直面しているのが現状であろう。
「四季報」最新号では2つの特集企画を通じてこの問題の様相を明らかにしようと試みている。ここに挙げられている課題は一定程度普遍的なものであり、活動の意義を見つめ直す上でも重要な示唆を与えうる点について注目すべきである。
本発表では主に特集記事・特集企画を中心に、上記に着目しながら読み合わせを行う。
また、予算の獲得や活動主体、そして学生の活動が内在する課題について話題提供を行い、議論を行なっていく。



GIMP初歩の初歩

日時:2012年1月23日
発表者:飯野孝浩
種別:スキル獲得
要旨:
GIMP(the GNU Image Manuscription Program)はフリーのフォトレタッチ/ドローソフトであり、Adobe社製Photoshopと同等の機能を持たせることを目的として開発が進められている。
ラスタ型のソフトであるため、ウェブ上での使用を前提とした解像度を指定した画像の作成にも向く。
Inkscapeと併用することで、さまざまな場面に適した素材の制作が可能となることは特筆すべきである。
本発表ではGIMPの各機能を概観し、デザインの基本を復習したのち、いくつかの作例の制作過程を見ながら基本技術の習得を目指す。



文献講読:『ディズニーランド流心理学 「人とお金が集まる」からくり』

日時:2012年2月17日
発表者:望月沙也可
種別:文献講読
文献名:『ディズニーランド流心理学 「人とお金が集まる」からくり』 山田眞著
要旨:
誰もが知っている日本最大のテーマパーク、東京ディズニーランド。その年間来場者の97.5%が、2度以上ディズニーランドに来た経験のあるリピーターである。なぜ、これほどまでにディズニーランドに人とお金が集まるのか。ディズニーの構造を紐解いていくと、そこには心理的なしかけや来場者を第一に考える徹底した企業戦略があることが分かる。
ディズニーランドが実践している人を楽しませるための姿勢からは、今後の博物館や科学館の運営においても取り入れ得る点が多々あると思われる。今回の自主ゼミでは本書を通して人を楽しませるために何が必要かということについて考える機会にしたい。