活動報告‎ > ‎2013‎ > ‎

2013年度NUMAPゼミ

大学博物館の役割を考える

日時:2013年5月8日
発表者:飯野孝浩
種別:文献講読
文献名:『大学博物館ー理念と実践と将来と』西野嘉章(東京大学出版会、1996年)
参考URL: http://www.nhk.or.jp/bakumon/prevtime/20130417.html
要旨:
大学博物館の使命、役割とはどのようなものであろうか?この問に対して明確な答えを持ち、非常にアクティブな取り組みを行なっているのが東京大学総合研究博物館である。館長の西野教授はこれについて「ある学問が形成されるまでの道筋を、学術標本の展示を通じて物証してみせる(西野1996)」ととなえ、研究活動に関わるあらゆる文物の収集に努めてきた。その発想とアクティビティは国内に置いてまさに髄一のものである。本発表では西野1996の概要を紹介すると共に、先日放映された東大総合研究博物館インターメディアテクを扱った番組を通じて大学博物館の役割・特色についてディスカッションを行うことを目指す。



ミュージアムと「地域力」

日時:2013年5月16日
発表者:北山奈津美
種別:文献講読
文献名:『ミュージアムが都市を再生する:経営と評価の実践』上山信一、稲葉郁子(日本経済新聞社、2003年)
要旨:
博物館や科学館、美術館といったミュージアムはコレクションの収集保存研究に重きを置くコレクション志向から、教育普及活動をはじめとした利用者志向へと変化してきた。それと同時に、ミュージアムと地域の関わり方も時代と共に変化しており、ミュージアムはその土地の魅力や新たな可能性といった「地域力」を発掘する存在として注目されている。エコミュージアムや地域ぐるみの芸術祭もその活動の展開の例といえるだろう。
今回の自主ゼミでは、いくつかの事例を挙げながらその土地の魅力を発掘する存在としてのミュージアムについて概観し、意見交換を行う。



Comments