イベント概要
- 実施日:8月7日~9日 ※7日・8日は1回、9日は2回実施
- 会場:名古屋大学博物館
- 来場者数:3日間74名
- 参加スタッフ数:4名
当日の様子
名古屋大学オープンキャンパスに合わせ、NUMAPは大学博物館ガイドツアーを実施しました。高校生や保護者の方など多い回には20名以上の参加者があり、みなさま熱心に解説に耳を傾けてくださいました。 貝塚剥ぎ取り標本の解説風景です。この標本には土器片が貼りついており、それがどこにあるかみなさまに探していただきました。 貝塚からは、貝以外にも動物の骨、土器や石器、人骨などが出土することがあります。 そのような出土物は当時の地理や人々の生活・風習に関する情報を伝えてくれます。 さまざまな分野の研究に用いられている炭素14年代測定法と、年輪年代測定法について解説しています。 木曾ヒノキの標本や展示パネル、用意した資料を使って説明しました。 名古屋大学が調査に関わった、バーミヤン遺跡について説明しています。 この遺跡はいつごろ造られたのか?遺跡の年代を特定する方法として、文献上の記述や壁画の様式から年代を特定する方法、顔料中の麦の藁などを用いた炭素14年代測定法があることを紹介しました。文学部での研究を一つとってみても、その内容や手法は多様性に富んでいます! 2日目・3日目には博物館の教員も解説に加わりました。 岩石や化石を展示したコーナーの解説の様子です。 解説しているのは地史学や海洋生物学が専門の大路樹生教授です。 「古い順に展示を見て行きたいですか?それとも時代をさかのぼって見て行きましょうか?」という教授の問いかけに対し、どの回も参加された方の多くが「古い順」を選択されました。枕状溶岩からスタートし、太古の地球の姿や進化について時系列にじっくり説明しました。 3日目の最終回には、筋骨格の形態や機能などについて研究を行なっている藤原慎一助教も加わり、 恐竜の化石、木曽馬やマッコウクジラの骨格標本を前に、骨の仕組みについて紹介しました。 みなさま標本を見比べながら解説を聞いていらっしゃいました。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! |