(本ゼミは終了しています) 日時:2012年3月3日 場所:名古屋大学理学E101 担当:芝田早希(文BC1) こんにち我々の身近にある博物館は、どのようにして現在の形になったのか。museumの語源と言われる古代ギリシアの施設ムーセイオンは、神を祀る神殿から王のための学術センターへと姿を変えていった。また、古代ローマの貴族のコレクションは、私的博物館の萌芽ともいうべき性格を持っていた。それらは資料の収集・保管からやがては展示・公開といった役割を帯びていき、今ある博物館の源流となるのである。今回は上掲図書の第二節「博物館の歴史」から「博物館の起源」「世界の博物館史」を取り上げ、その起こりから現代の博物館へ至る変遷を辿っていく。 |